2012-09-28

NCEP意見公募:GDAS2(T62σ28層互換プロダクト)終了

NCEPさんも随分また古いプロダクトを維持してきたもので。

http://www.nws.noaa.gov/os/notification/pns12gdas2_removal.txt
Subject: Soliciting Public Comments through November 2, 2012,
on the Removal of NCEP's Legacy Global Data
Assimilation System

なんでもR40からT80に移行するときに(おそらくデータが大きすぎて)ついてこれないユーザに対応するために、T62データを作りだしたんだそうで、まあしかし現業はT80からどんどこ高解像度になって、今はT574L64で解析したのを変換していたのだそうです。

2012-09-26

NWS運用お知らせ - タイムゾーンが違っていたよ

NOUS41 KWBC DDHHMM
http://www.nws.noaa.gov/os/notification/scn12-32shef-crex.txt

まずもってヘッダの日時欄が「DDHHMM」となっていて、よくこれで届くなと思うのですが、まあおいといて、
五大湖地方の潮位(水位?)データがCREX通報式で出ていたのだけど、時刻がローカルタイムで出ていたので通報式と相違するからUTCに変えるよ、というお知らせ。

余談になるが潮位のページがグーグルマップ連動で地点時系列を表示するようになっていて大変かっこいい。
http://www.tidesandcurrents.noaa.gov/index.shtml

天文単位の記号が au に

8月に北京で開かれていたIAU総会で、
天文単位の単位記号を "au" にすべしという IAU 勧告がでたらしいです。

http://www.iau.org/static/resolutions/IAU2012_English.pdf

すると気になる整合性ですが、

JIS X 0124 付表1 1-3 第一形式(小文字許容)は "AU" であるようです。
いまさら改正できるかどうか。まあ、廃止しないでくれれば御の字です。

http://kikakurui.com/x0/X0124-1993-01.html

一方 netCDF 方面で使われる UCAR udunits.txt ですが、もとから "au" であるようです。

http://www.unidata.ucar.edu/software/udunits/udunits-1/udunits.txt

というわけで、実用上の問題はないようです。


ところで、IAU 勧告の下のほうで、近地球物体の国際早期警戒体制を IAU, UNCOPUOS
と ICSU で作るというようなことが書いてありますね。アーカイブ指向の ICSU WDS
と違ってリアルタイム指向の業務であるだけに、関係はどうなるのでしょうか。

ECMWFの描画ツール Metview が OSS 化(Apache ライセンス) & Unidata IDV 3.1 リリース

MetView
https://software.ecmwf.int/wiki/display/METV/Home

GRIB, BUFR, NetCDF が読めて、みなさんおなじみの絵が描けるようです。
Linux または AIX でコンパイルできます(要 Fortran, Qt & Motif)。

New Features of IDV 3.1
http://www.unidata.ucar.edu/blogs/news/entry/idv_3_1_new_features
新機能はいろいろあるようですが、まあブログみてください。

どっちも試していませんがとりあえず。

2012-09-18

NuSDaS 1.3 ドキュメントでのランベルト正角円錐図法の表式(訂正)

NuSDaS 1.3 ドキュメント付録C「2次元座標系と地図投影法パラメタ」のランベルト正角円錐図法の表式(p.153)に誤りがあることがわかりました。
http://www.mri-jma.go.jp/Project/cons/nusdas13.pdf#page=153

式 C.18, C.19, C.20 で tan の冪乗の符号(それぞれ -n, -n, n)が逆になっています。プログラムに間違いはありません(もしあったら天気図に深刻な乱れが起こるので、気がつかないわけがないですが)。

ご迷惑おかけいたします。申し訳ありません。

別に使うわけでもないけど調査:Android 4.0 のシステムフォントは roboto という

Android 4.0 以降のシステムフォントは roboto というらしい。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1111/11/news029.html

TTF は apache ライセンスで入手できるので、開発環境を持っていなくても、どんな文字が含まれているかみることができる。

http://www.fontsquirrel.com/fonts/roboto

2012-09-06

Windows の DEBUG.EXE で小さなコマンドを作る方法

いままで w の使い方がよくわからなかったが次をみつけた。

http://illegalargumentexception.blogspot.com/2008/05/assembler-using-debugexe-to-write-dos.html

C:\DOCUME~1\USER>debug
-a
2D0B:0100 mov ah,07
2D0B:0102 int 21
2D0B:0104 mov ah,4c
2D0B:0106 int 21
2D0B:0108
-n batkey.com
-rcx
CX 0000
:0008
-w
00008 バイト書き込み中.
-q

C:\DOCUME~1\USER>batkey
← @ を打ってみる
C:\DOCUME~1\USER>echo %errorlevel%
64

OGC Met-Ocean DWG で Carl Reed が珍しくウェルカムメッセージを書いていた。→ NOAA Web GIS

ブログや用語集くらいはわりと一見さんでも役に立つのではないかと思う。
http://lists.opengeospatial.org/pipermail/meteo.dwg/2012-September/001024.html

で、OGCブログというのを眺めていたら、
「2011/2012 HPCC Incubator Project: An Enterprise GIS Web Services Hosting
Environment For NOAA 」 http://www.opengeospatial.org/blog/1665
というエントリが眼をひいた。Web GIS で NOAA の各種情報を提供しますというのである。

台風トラックなんかがあるから、一瞬 NWS が本気出したか、と焦ったが、まあ気象データの範囲を見る限り、大容量・高次元データは避けられていて、NWS の知らないところで、GeoServer で無理なくでき
る範囲(がどんなもんだか知らないが)ということであるらしい。