2015-11-24

WRC-15 は閏秒の廃止に関する決定を 2023 年の WRC まで保留

(注:本記事は当初誤った表題で出てましたので訂正しました「閏年」→「閏秒」)

ソース(ここから ITU プレスリリースに飛べる)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20151120_731707.html

2015-10-30

[天気7月号] 2014年度春季大会シンポジウム「気象学における科学コミュニケーションの在り方」の報告

おもしろいですよ。

はじめに          茂木耕作 川瀬宏明 小玉知央
http://www.metsoc.jp/tenki/pdf/2015/2015_07_0027.pdf
1.Dr.ナダレンジャーの自然災害科学実験教室における課題と展望         納口恭明
http://www.metsoc.jp/tenki/pdf/2015/2015_07_0029.pdf
2.マスメディアと研究者は理解し合えるのか?         岩谷忠幸
http://www.metsoc.jp/tenki/pdf/2015/2015_07_0034.pdf
3.研究者の科学的発信に客観中立はあるのか?         江守正多
http://www.metsoc.jp/tenki/pdf/2015/2015_07_0037.pdf
4.アンケート結果と分析         小玉知央
http://www.metsoc.jp/tenki/pdf/2015/2015_07_0040.pdf

[天気7月号] 時岡先生: 我が国における地球温暖化予測研究IPCC発足前後,そしてその後—2014年度藤原賞受賞記念講演—

サッチャー元首相の強力な指導性というのが、どうにもこうにも気候変動問題の背景にはあるわけですが、科学のことはわからないいち行政官としてみても、そのことの歴史的証言として貴重なものだと思いました。
http://www.metsoc.jp/tenki/pdf/2015/2015_07_0003.pdf

流体力学会誌「ながれ」2015年第3号にウォシュレットの記事があります。平易だけど難しいことをやっているのは伝わってきます。

JGL2015.3: 素養がないのですが、生命宇宙飛来説(パンスペルミア説)なんてのは真面目に議論されるんですね。

JGL 2015.3 に「地学オリンピックの10年とその意義」という記事がでていますね。

2015-10-15

配信資料に関する技術情報第414号マイクロ波水蒸気サウンダSAPHIR輝度温度データの利用開始(H27.6.16)

マイクロ波輝度温度の同化により熱帯域の水蒸気分布が改善するそうです。ご利益の例としては台風予測がまあ最たるものですね。
 http://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/9481980/www.data.jma.go.jp/add/suishin/jyouhou/pdf/414.pdf

配信資料に関する技術情報第416号(H27.7.24)高解像度降水ナウキャストの改良について

やぱし表題だけでもなるべく紹介するようにしますよ。
積乱雲の発達予測処理が改善されたそうです。
http://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/9481980/www.data.jma.go.jp/add/suishin/jyouhou/pdf/416.pdf

国立国会図書館WARPに気象庁ホームページ2015年8月1日時点版が掲載されました

このところご案内ができておりませんが、表題のとおりです。

トップページ2015年8月1日版
http://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/9481980/www.jma.go.jp/jma/

配信資料に関する技術情報のページの8月1日版
http://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/9481980/www.data.jma.go.jp/add/suishin/cgi-bin/jyouhou/jyouhou.cgi

6月以降の気象関係でいうとこのへんが新規に permalink 獲得です。

  • 414 マイクロ波水蒸気サウンダSAPHIR輝度温度データの利用開始
  • 416 高解像度降水ナウキャストの改良について

2015-10-13

[BAMS] Irving, 2005: A minimum standard for publishing computational results in the weather and climate sciences

面白い論文を目にしました。

再現性の危機というのは深刻な問題です。気象学育ちだと、そんなことどうでもいいのだーと思う人も多いでしょうが、NSFなんかのポリシーが許さないみたいだし、米国じゃなくても、あまり開き直ってしまうと、突き詰めていえば大気科学と称するものが非科学の烙印を押されかねないということでしょう。

まあそんな評論は簡単ですが、実際目に見える形でやってみたというのがすごい。すぐに世界を支配するルールになるというわけじゃなくても、知っておきたいです。

http://dx.doi.org/10.1175/BAMS-D-15-00010.1

2015-08-31

測候時報の海洋気象特集がでたようです。

ここにあります
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/books/sokkou-kaiyou/sokkou-kaiyou.html

第82巻(2015年度)

     □ 気象庁波浪解析及び沿岸防災業務(波浪)のためのデータベースの構築[pdf形
       式:1.1 MB]
     □ 波浪効果(wave setup)診断モデルの高度化及びその検証[pdf形式:2.3 MB]
     □ 日本沿岸モデルMRI.COM-JPNにおける2012年台風第16号に伴う潮位変動の検証
       [pdf形式:5.8 MB]
     □ 現業化に向けたMOVE-4DVARの高度化[pdf形式:1.5 MB]
     □ 日本沿岸海況監視予測システムに向けた瀬戸内海モデルの開発[pdf形式:1.6
       MB]
     □ イリジウム通信型中層フロートを用いた台風接近・通過時における実海域観測
       実験[pdf形式:3.2 MB]
     □ 気象庁における全炭酸濃度・全アルカリ度観測[pdf形式:5.1 MB]
     □ 港湾気象業務について[pdf形式:541 KB]
     □ 潮位・津波観測システムについて[pdf形式:5.9 MB]


2015-08-27

OKFN「オープンの定義」2.1では機械可読がフォーマットから独立の項となりそう。「バルク」が消える

オープンデータを推進するオープン・ナレッジ財団が「オープンの定義」を作っています。

概説日本語訳
http://okfn.jp/2014/03/23/defining-open-data/

オープンの定義2.0版
http://opendefinition.org/od/index.html
いま、第2.1版がつくられていて、ファイナルドラフトができたらしいという話をききました。
github の見方がよくわからないのですが、たぶんこれです
https://github.com/okfn/opendefinition/blob/gh-pages/source/open-definition-2.1-dev.markdown

今回の大きな変化は、機械可読性 machine-readability が別項で立てられたということです。2.0では機械可読はフォーマットの要件のなかで書かれていて、さらについでのようにバルクでと付記されているわけですが、 新しい2.1ではバルクダウンロードという方法にこだわらず、個々の要素が容易にアクセス・変更できることという機能を求める形に変わっています。

2015-08-18

流域雨量指数BUFRをカナダ気象局のlibECBUFRで読むためのメモ(京大防災研山田さん)

GDALの基盤地図情報GML用パッチを本家の中の人が取り込みにやってきたらしい

何年か前にふらっと1度だけFOSS4GJに行ったときに OSGeoJapan-discuss メーリングリストに入ったままほったらかしています。いやあ、さすがに私は役に立つことはそうそうできません。
唯一ジオな貢献といったら、libxml2 XSD バリデータの GML 対応くらいかな。
http://toyoda-eizi.blogspot.jp/2013/08/libxml2-version-280-or-later.html

そんなわけで、だいっ嫌いなのになんかほっとけない気持ちがする GML ですが、なんか表題のような動きがあったみたいなんですね。
http://lists.osgeo.org/pipermail/osgeojapan-discuss/2015-April/002316.html

すばらしいことだと思います。まあ、スレッドを追っていくと個別には色々めんどそうですが、とにかくこうやって会話ができていることが素晴らしい。

2015-08-10

tz database は IANA の下の TZ コーディネータが管理している

報道によれば近隣国でタイムゾーンを変更しようという動きがあるらしい。

国際間でタイムゾーンの情報を通告しあう仕組みや、所管の国際機関は知らない。たぶん存在しないのだと思う。なので、もし聞かれても、報道は承知しているが確認していない、てなありきたりのセリフを言うことになるんだと思う。

基本的にはそれでいいのだが、コンピュータにはタイムゾーンのデータベースが入っているので、それを通じて変更を受けるのが、公式に関知する最初の機会になる。じゃあ、それ、だれが取りまとめているの?

といってぐぐると、Linux などで使われている tz database は RFC6557 で管理されていて、IANA の下で指名されるコーディネータが管理するのだという。

2015-07-27

気象予報士会 SUGDASS でアーカイブされている気象庁FAX図が無手続きで会員外提供可能に

気象予報士会機関紙「てんきすと」がきました。今回は超重要!

6月20日の予報士会総会があり、「業務運営細則」が改正されるという議案が可決されました。これにより、非営利などの条件のもとで、気象庁の求める「出典」「図の名称」を記載することで転載が可能になります。これまでは許可制でしたが、月1回の理事会を通した案件はほとんどなかったと思われ、いわゆる禁止的規制だったのが、手続なしで可能というのは、実質的解禁です。

これは気象予報士会の価値を大きく高める変更で、歓迎すべきことと考えます。

2015-07-06

ISO 22324と気象庁配色:RGB空間上の配置の図示

先日のポスト、RGB値をRGB色立体にプロットしてみるといろいろ見えてくるものがある。

1. ISO 22324


RGB立体を回転して橙と緑が重なるように置くと、かなり粗い近似ではあるが第一異常の視覚に近い2次元色空間を作ることができる(ガンマ補正をするともっと良いのだがまだしていない)。そして 実際に ISO 22324 の配色を当てはめてみると、赤と緑がかさなってしまって、評判がよろしくないのがよくわかる。


同じ色立体を黄と青が重なるように置くと、第3異常の見え方に近くなるのだが、この場合、かなり外周に近い、つまり弁別しやすい色の組み合わせになっている。



2. 気象庁配色指針


気象庁指針の場合は、第1異常・第3異常どちらにも弁別しやすい配色になっているとおもう





2015-06-22

ISO 22324 カラーコードと気象庁注警報配色指針のRGB配色

ISO には RGB・CMYK・マンセルで色指定があります。一方気象庁配色はホームページ用なのでRGBです。まあ、とりあえず、RGBだけ比較してみましょう。

2015-05-15

配信資料に関する技術情報第412号 「ガイダンス(格子形式)」の改良について

発雷確率ガイダンスの算出方式の変更です。フォーマットの変更はありません。
http://www.data.jma.go.jp/add/suishin/jyouhou/pdf/412.pdf

[NDL-WARP] 気象庁ホームページ2015年4月1日分が掲載されました(技術情報410号まで)

国立国会図書館インターネット資料収集保存事業 (WARP) で保存された、気象庁ホームページ 2015年4月1日現在のスナップショットが公開されました。
http://warp.da.ndl.go.jp/waid/3566

配信資料に関する技術情報では、410号(ひまわり8号運用開始に伴う衛星関連プロダクトの改善・拡充について)が新たにpermalinkを獲得しました。
http://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/9223995/www.data.jma.go.jp/add/suishin/cgi-bin/jyouhou/jyouhou.cgi

http://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/9223995/www.data.jma.go.jp/add/suishin/jyouhou/pdf/410.pdf

あと、数値予報課報告別冊60号も permalink 獲得ですね。

2015-05-12

OGC WMS (Web Map Service) について極力とっつきやすく書いてみる

1.WMSとは


(1)ざっくりどんなもの


ウェブで地図画像を使うということはいくらでもありますね。同じデータでも場所(経緯度範囲とか)や画像の大きさを都度変えたいということも多いですね。

そしたら、経緯度範囲や画像の大きさをパラメタとして受け取って、都度地図を描画するCGIを作ったら便利そうですね。別に内部の仕組みはCGIでなくてもJSPでも何でもいいんだけど、ウェブアプリケーションというと通じないからCGIといってます。たとえばこんなふう。

http://example.org/cgi-bin/getmap?WIDTH=400&HEIGHT=300&BBOX=25,120,45,150&
BBOXというのは経緯度範囲というか外接長方形(bounding box)の略語でよく使います。

で、せっかくこういうのを作るなら、WIDTH とか BBOX とかいったパラメタを他のCGIでも共通にしておいたらクライアント側のソフトウェアが共通化できていいですね。

(2)そこでWMS


で、もうちょっとお約束を追加するとよくなるといって OGC (Open Geospatial Consrotium) という業界団体がこしらえたのが Web Map Service です。権威に弱い人に売り込むために ISO 19128:2005 という別名もついていますが、178フラン出して買っても中身はまるきり同じです。

英語はちょっと、という人や、規格票のあまりに抽象的かつ外部参照の多い文章はつらいという人は、国交省国土計画局が、もうちょっと現実的にまとめた「地理情報共用Web システム標準インタフェースガイドライン 第 1.0 版」(PDF) を見るといいです。これを見れば何か作れそうな感じがします。

このWMSは2005年から数年間、地理情報界で非常に流行したのです。政府のGISアクションプラン2010でも目玉施策のひとつだったことが、当時作られた地理情報共用Webシステムゲートウェイなんか見るとわかります。ブームは去ったかもしれませんが、なくなったわけではありません。農研機構の基盤地図WMSなんかは使える例でしょう。

(3)WCS:データ版 WMS


WMSはよくできていますが、地理データが特定の様式で地図画像に落とし込まれてしまった結果が提供されるので、他の様式に加工するということには向いていません。じゃあどうしたらいいかというと、話は簡単で、WMSとおんなじような問い合わせをして、画像ファイル(PNGとかGIF)ではなく2次元格子データ形式のファイルが返ればいいわけですね。

ようするにそれが WCS (Web Coverage Service) です。カバレッジというのは、地理情報科学の教科書をみると、なんだか抽象的な定義があって、よくわからないのですが、この文脈ではぶっちゃけ2次元格子データ(ああ、そういえば、地理では格子データのことをラスタデータと言います)。

ここまでくれば、気象データを提供するのに使えると誰でも気がつきますから、米 UCAR Unidata の連中が netCDF を売り込みにきました。もともと彼らは世紀の変わり目ごろに netCDF を WMO 標準 GRIB Edition 2 にしようとして敗退したのですが、より大きな地理情報界で標準となって捲土重来を期する大戦略です。

かくしていつのまにやら netCDF は OGC 標準のステータスを獲得して、WCS 標準文書でも例として netCDF を使う例があげられているくらいです。

(4)OGC 気象海洋分科会


さて、永らくファイル交換で事足れりとしてきたWMOも、外の世界が無視できなくなってしまったので、OGCと覚書を締結して気象海洋分科会 Met-Ocean DWG というのを作りました。そこで、WMS や WCS なんかの気象用プロファイル(細則的なものです)を作っています。

たとえば WMS は純粋2次元空間を前提にしていますが、気象データは初期時間・予報時間・アンサンブルといった多数の次元をもっています。そういうのをどう扱うかが課題でした。

 2.次の波はタイリング


(1) WMS/WCS 型サービスの弱点


 さて、WMS/WCS (WxSということもあります)は万能でないからブームが去ったわけですが、何が弱点でしょうか。機能が足りないからではありません。ここでは説明しませんが上のガイドラインでもみてください。機能は十分過ぎます。

 WxSの弱点は、利用者が増えるとサーバ負荷も増えていくところにあります。100人オーダーのコミュニティなら1台のボロPCですばらしいサービスができても、1万人あるいは100万人オーダーのお客さんを迎えてあまねく国民にサービスするとなったらそうはいきません。単に静的ウェブサイトのお客さんが多いだけならコンテンツ配信網みたいな要するにキャッシュプロキシをつかって負荷軽減をする出来合いの商品があるわけですが、WxSは具合の悪いことに問い合わせですから、一人一人のお客さんに異なる返事が必要で、そういうのが使えないのです。

(2)タイル技法


 じゃあどうしたらいいかというと、多数のお客さんに同じ画像を使いまわしできたらいいわけです。問い合わせに対してピクセル単位でオーダーメイドの図郭・寸法を作ってあげるのをやめて、あらかじめ決められた離散的な縮尺について、あらかじめ決められた正方形の画像群(タイル)を作っておいて、必要な数だけブラウザ上に読み込ませてから、ブラウザの CSS スタイルシートのような機能を使って画像をずらして、積み上げて、端を表示しないで隠したりすれば、ひとつの大きな図のように見えます。この技法をタイリングといいます。

発明したのは誰か知りませんが、 Google Maps で使われているので一気に普及しました。
Google メルカトル図法といって、メルカトル図法で世界全体が256x256ピクセルの正方形になるような縮尺をズームレベル1、各辺2分割するのをレベル2、以下レベル16くらいまで分割するのがよく行われます。図をみたほうがよければ Google のドキュメントみてください。

(3)タイリングの標準


OGC も黙って見ていたわけではなく、 WMS のタイル版として WMTS (Web Map Tiling Service) というのを作りました。しかし、これはいまいち地理情報系のとんがった人には評判がよろしくありません。

何か違うらしいのですが、さてどう違うのかはわかりません。誰か教えてください。

ちなみに気象庁の高分解能降水ナウキャストですが、これは経緯度座標(地理学的に正しく言えば正距円筒図法)というのが非常に大きなちがいです。



2015-03-17

気象庁ホームページ2015-02-01版が国立国会図書館WARPで利用可能に

国立国会図書館インターネット資料収集保存事業(WARP)の気象庁ホームページ
http://warp.da.ndl.go.jp/waid/3566 に、2015-02-01 版があらわれました。私
の注目ポイントでは大きな更新はなかったんですけどね。

・配信資料に関する技術情報は一月中の発行はありませんでした。
・数値予報課報告・別冊の掲載は3月中だったようです。

2015-03-16

支援センター 2月のトピックス(配信利用者は増えている、衛星配信システムができるらしい)

気象業務支援センターホームページ http://www.jmbsc.or.jp/ には不定期
(?)にトピックスという読み物がはりだされています。

2月ということで、2つ出ました。

・「平成26年度第5回理事会が開催されました」
http://www.jmbsc.or.jp/hp/topics/1502/1502_1.pdf

事業計画と予算が承認されるのは no news ですが、「気象衛星データの配信シ
ステムの新規整備」と書いてあります。

・「近年の配信サービスにおける利用者の動向について」
http://www.jmbsc.or.jp/hp/topics/1502/1502_2.pdf

動向というからなにか要望でも来ているのかと思ったら淡々とした概要でした。

- 配信サービスは電文形式、ファイル形式、緊急地震速報に三大別されること
- 利用者数が増えていること。
 「3つの配信サービスの延べ利用者数の合計は平成15年度に50者弱でしたが、
平成25年度には300者を超えています。 」ということで、グラフもありますが、伸び悩む気配もなくリニアに伸びています。 万一利用者数が大幅に減少するような事態になると、支援センターは独立採算ですから固定費の利用者数割が反比例で増えてしまい、さりとて支援センターのように誰に対しても有償でサービスレベルを確保するスキームはなくても良いとはとてもできないのですけれど、実際はまったく逆で、これはまずは慶賀すべきことでしょう。
- データ流通量の伸び率が情報通信白書でとりあげられたこと。
 正直言うと情報通信白書、ダウンロードしたまま積読になっていたのですが、
気象データ流通量の伸び率は「平成17年から8年で約9倍」で同白書 の調査でも
伸び率が高い部類だということです。

2015-03-06

配信資料に関する技術情報(気象編)第410号「ひまわり8号運用開始に伴う衛星関連プロダクトの改善・拡充について」掲載

配信資料に関する技術情報のページ http://www.data.jma.go.jp/add/suishin/cgi-bin/jyouhou/jyouhou.cgi に標記が掲載されました。

http://www.data.jma.go.jp/add/suishin/jyouhou/pdf/410.pdf 

 

NetCDF-CF形式やPNG天然色画像が配信開始されるのが新しいところです。広域雲解析情報図(TSAS)や雲量格子点情報も高頻度化・高解像度化されます。

 

NetCDF-CF形式については、なんだか http://www.gfd-dennou.org/arch/netcdf/cf-conventions-ja/cf-ja.html を参考にしろと書いてあります。

いまどき v1.4 で作るといっているのは、日本語資料がこれしかないから、なのでしょう。まあ、この内容ならば、現行の 1.6 でもほとんど差はないでしょうが。

2015-02-17

NDL-WARP - 気象庁ホームページ2015年1月5日ぶんが掲載されました(技術情報409号まで)

国立国会図書館インターネット資料収集保存事業 (WARP) で保存された、気象庁ホームページ 2015年1月5日現在のスナップショットが公開されました。
http://warp.da.ndl.go.jp/waid/3566
12月1日ぶんもあったのですが、ちょっと把握が遅れました。

配信資料に関する技術情報でいうと、第409号までがpermalinkを獲得したこ
とになります。
warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/8925569/www.data.jma.go.jp/add/suishin/cgi-bin/jyouhou/jyouhou.cgi