2015-08-31

測候時報の海洋気象特集がでたようです。

ここにあります
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/books/sokkou-kaiyou/sokkou-kaiyou.html

第82巻(2015年度)

     □ 気象庁波浪解析及び沿岸防災業務(波浪)のためのデータベースの構築[pdf形
       式:1.1 MB]
     □ 波浪効果(wave setup)診断モデルの高度化及びその検証[pdf形式:2.3 MB]
     □ 日本沿岸モデルMRI.COM-JPNにおける2012年台風第16号に伴う潮位変動の検証
       [pdf形式:5.8 MB]
     □ 現業化に向けたMOVE-4DVARの高度化[pdf形式:1.5 MB]
     □ 日本沿岸海況監視予測システムに向けた瀬戸内海モデルの開発[pdf形式:1.6
       MB]
     □ イリジウム通信型中層フロートを用いた台風接近・通過時における実海域観測
       実験[pdf形式:3.2 MB]
     □ 気象庁における全炭酸濃度・全アルカリ度観測[pdf形式:5.1 MB]
     □ 港湾気象業務について[pdf形式:541 KB]
     □ 潮位・津波観測システムについて[pdf形式:5.9 MB]


2015-08-27

OKFN「オープンの定義」2.1では機械可読がフォーマットから独立の項となりそう。「バルク」が消える

オープンデータを推進するオープン・ナレッジ財団が「オープンの定義」を作っています。

概説日本語訳
http://okfn.jp/2014/03/23/defining-open-data/

オープンの定義2.0版
http://opendefinition.org/od/index.html
いま、第2.1版がつくられていて、ファイナルドラフトができたらしいという話をききました。
github の見方がよくわからないのですが、たぶんこれです
https://github.com/okfn/opendefinition/blob/gh-pages/source/open-definition-2.1-dev.markdown

今回の大きな変化は、機械可読性 machine-readability が別項で立てられたということです。2.0では機械可読はフォーマットの要件のなかで書かれていて、さらについでのようにバルクでと付記されているわけですが、 新しい2.1ではバルクダウンロードという方法にこだわらず、個々の要素が容易にアクセス・変更できることという機能を求める形に変わっています。

2015-08-18

流域雨量指数BUFRをカナダ気象局のlibECBUFRで読むためのメモ(京大防災研山田さん)

GDALの基盤地図情報GML用パッチを本家の中の人が取り込みにやってきたらしい

何年か前にふらっと1度だけFOSS4GJに行ったときに OSGeoJapan-discuss メーリングリストに入ったままほったらかしています。いやあ、さすがに私は役に立つことはそうそうできません。
唯一ジオな貢献といったら、libxml2 XSD バリデータの GML 対応くらいかな。
http://toyoda-eizi.blogspot.jp/2013/08/libxml2-version-280-or-later.html

そんなわけで、だいっ嫌いなのになんかほっとけない気持ちがする GML ですが、なんか表題のような動きがあったみたいなんですね。
http://lists.osgeo.org/pipermail/osgeojapan-discuss/2015-April/002316.html

すばらしいことだと思います。まあ、スレッドを追っていくと個別には色々めんどそうですが、とにかくこうやって会話ができていることが素晴らしい。

2015-08-10

tz database は IANA の下の TZ コーディネータが管理している

報道によれば近隣国でタイムゾーンを変更しようという動きがあるらしい。

国際間でタイムゾーンの情報を通告しあう仕組みや、所管の国際機関は知らない。たぶん存在しないのだと思う。なので、もし聞かれても、報道は承知しているが確認していない、てなありきたりのセリフを言うことになるんだと思う。

基本的にはそれでいいのだが、コンピュータにはタイムゾーンのデータベースが入っているので、それを通じて変更を受けるのが、公式に関知する最初の機会になる。じゃあ、それ、だれが取りまとめているの?

といってぐぐると、Linux などで使われている tz database は RFC6557 で管理されていて、IANA の下で指名されるコーディネータが管理するのだという。