2016-11-30

気象庁防災XMLのフォーマット情報 Re: 配信資料に関する技術情報 445 H28.11.30 メッシュ情報の技術を活用した大雨特別警報の発表対象区域の改善、特別警報に切り替える可能性を記述する運用の開始等

http://xml.kishou.go.jp/20161130_jmaxml_info.pdf

配信資料に関する技術情報 445 H28.11.30 メッシュ情報の技術を活用した大雨特別警報の発表対象区域の改善、特別警報に切り替える可能性を記述する運用の開始等

http://www.data.jma.go.jp/add/suishin/jyouhou/pdf/445.pdf

配信資料に関する技術情報 443 H28.11.29 ひまわりによる海面水温格子点資料の提供開始について

http://www.data.jma.go.jp/add/suishin/jyouhou/pdf/443.pdf

配信資料に関する技術情報 444 H28.11.29 北西太平洋高解像度日別海面水温解析格子点資料の提供について

http://www.data.jma.go.jp/add/suishin/jyouhou/pdf/444.pdf

測候時報 報告2件発表

□ 露場周囲の低木植栽が気温の測定に及ぼす影響に関する風洞実験の報告[pdf形式:2.5 MB]
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/books/sokkou/83/vol83p033.pdf

□ 気象官署の周辺に存在する樹木列が気温の観測値に及ぼす影響に関する風洞実験の報告[pdf形式:5.7 MB]
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/books/sokkou/83/vol83p039.pdf

米国気象局の注意報・情報整理統合案

先日アナウンスされた Hazard Simplification Project の一環として、
洪水、河川、冬季現象について整理統合案がでています。

http://www.nws.noaa.gov/om/notification/pns16-40haz_simp11-16.htm

2016-11-26

第6回地理院地図パートナーネットワーク会議に行ってきた(僕は第1部だけですが)

11月24日に開催された、第6回地理院地図パートナーネットワーク会議というのに行ってきました。
誠に残念ながら所要あり、ぼくは午前中の第1部だけになったのですが、気象庁から何人か有志を伴っていったので、サービスプロバイダーとして自己定義する国土地理院と、その利用者の間に築き上げられた技術者コミュニティをみてもらうことができたと思います。これはすごいことなんだよ。

(資料は http://ccpn.gsi.go.jp/ にあります、というのはトップページに最新の回の資料が載る体裁なので今次会合の permalink はありません。)

いろいろ感想。

2016-11-16

SIGFOXの使う電波はUHF

920 MHz 免許不要だという。
http://www.kccs.co.jp/release/2016/1109/

Zone 3 (Zone 4 とあるが間違いだろう)では 920 MHz といっているのでオーストラリア向けハードウェアがそのまま使えるのだろう。
http://makers.sigfox.com/about/

長い波長で長距離に伝播するというがそれは Wi-Fi などと比べて相対的なことで、UHF なので、山岳を回りこんで通信はできない。
http://www.sigfox.com/en/coverage

配信資料に関する技術情報 第439号 H28.11.16 航空気象観測通報の変更について

http://www.data.jma.go.jp/add/suishin/jyouhou/pdf/439.pdf

2016-11-14

メモ:気候変動枠組条約パリ協定締約国会議(CMA)の手続規則

パリ協定第16条第5項により、条約締約国会議(COP)の手続規則が適用される。
https://unfccc.int/files/essential_background/convention/application/pdf/english_paris_agreement.pdf#page=22

そして、気候変動枠組条約手続規則第42は、いまだ未採択となっている。
http://unfccc.int/resource/docs/cop2/02.pdf#page=12
リオ三条約はみんなそう。

配信資料に関する技術情報 第438号 H28.11.14 雷監視システム(LIDEN)による雷観測データの配信開始について

http://www.data.jma.go.jp/add/suishin/jyouhou/pdf/438.pdf

配信資料に関する技術情報 第437号 H28.11.14 週間アンサンブル数値予報モデルGPV(高分解能日本域)の提供について

http://www.data.jma.go.jp/add/suishin/jyouhou/pdf/437.pdf

[気象庁防災気象情報XML更新情報] PointAmedas 表の更新(11月30日適用)

http://xml.kishou.go.jp/20161114_jmaxml_info.pdf

2016-11-10

JGL 2016 No.4 メモ

JGL も何ヶ月かするとウェブに出るんでしょうね。待っていると忘れるのでメモ。
毎度のように、個人的メモです。組織的支持あるいは紹介文章執筆者からの依頼などありません。

= 新学術領域研究「太陽地球圏環境予測」

平成27年度に科学研究費補助金新学術領域研究として発足した由。余田先生が気候影響研究をしておられる。

= TOPICS 火星衛星の起源

起源説にはサンプルリターンが必要という。夢のある話。

= 日本学術会議の動向

例としてサイバーセキュリティに言及あり。

= JpGU, ORCID の登録機関に

会員番号とのリンクは今後検討という。

2016-11-07

曇りの定義(単純ではないよ)

お昼休みに「曇り」の定義についての twitter での議論をちらっと見かけました。

同じ定義が世界であまねく用いられるとよい、という発想と、既に混乱しているという知見があるようでしたが、知らない人はわからないだろうので、ファクトシート。現状どうにも簡単ではありません。

●7オクタス以上を曇りとするもの

・日本(観測)
 十分率雲量が9以上の状態を曇りといいます。オクタス(八分率雲量)でいうと7以上にあたります。
 http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/faq/faq13.html
 曇りのうち、上層雲が過半を占める状態を高曇りといいます。

・日本(予報)
 予報でも晴れと曇りの境は十分率雲量9以上が曇り、というのはかわりませんが、高曇りは晴れに含めています。
 気象庁 予報用語 http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/tenki.html

・米国
 definition cloudy でぐぐると米国気象局の用語集が上位に出てくる。最新か、どのくらい通用するかは請合いませんが。
 http://www.crh.noaa.gov/glossary.php?word=Cloudy

●6オクタス以上を曇りとするもの

・WMO(WWIS 公衆予報)
 WMO 世界天気情報センターでは雲量と天気の対応表を公開していて、これもステータスは不明ですが、6オクタス以上を cloudy に配当しています。
 http://worldweather.wmo.int/oktas.htm
 香港気象局が運営しているけれど、これはWMOの事業です。

 ただ、WWIS が流している天気予報における partly cloudy 概念が、ある瞬間における雲量で定義されるかというと、天気記号表をみると、どうやら時間軸における partly, mostly と区別せずに受け取ったテキストを使っていることを強く示唆する様子になっています。
 http://worldweather.wmo.int/en/wxicons.html

●5オクタス以上を曇りとするもの

・WMO(SYNOPの過去天気)
 これは厳密には cloudy のような概念ではないのですが、SYNOP 通報式で報じられる過去天気では、直近 synoptic hour (00, 06, 12, 18 UTC)から降水や霧などがない場合、雲量の動向を報じます。
 そのとき more than half of the sky であるかが問われますので、これを真面目にやろうと思ったら、目視観測のたびに5オクタス以上であるか否かを記録しておかねばなりません。
 https://badc.nerc.ac.uk/data/surface/code.html

●4オクタス以上を曇りとするもの

・WMO(国際気象用語集)
 WMO No. 182 Interntaional Meteorological Vocabulary は 「cloudy sky」を4オクタス以上と定義しています。