WMO Manual on Codes の本年第1回ファストトラック改正が4月23日に成立しました。発効は5月8日からです。明日ですね。
WMO Operational Newsletter の CODES って見出しのあたりに掲示があります。
http://www.wmo.int/pages/prog/www/ois/Operational_Information/Newsletters/current_news_en.html
以下、Redmineチケットは自分の覚えのためにつけているものです。
1.GRIB
(1)プロダクト定義テンプレート 4.33 と 4.34 が追加されました。
これらは、数値予報に基づいて放射モデルを動かして予想された雲画像相当品のためのものです。前者は瞬間値、後者は時間統計値です。ECMWF提案で気候再解析のために使うんだそうです。
http://redmine.toyoda-eizi.net/issues/92
(2)ランベルト正積方位図法が追加になりました。
これもECMWF提案で、洪水予報に使われるのだそうです。気象ではふつう正角図法を使いますが、利用ドメインによっては正積図法の地図に重ね合わせできるプロダクトが求められることもあるのでしょう。
http://redmine.toyoda-eizi.net/issues/93
(3)陸面分類別被覆率ためのプロダクト定義テンプレート 4.53 および 4.54 が追加になりました。
これもECMWF提案で、IFSのために開発中の陸面モデルでは各格子が単一の植生区分ではなく、20種類(符号表4.234として追加されたが変更も可能)の植生分布あるいは7種類の土壌(符号表4.236)それぞれの割合が各格子に与えられるんだそうです。陸面モデルの計算負荷が増えてもどうってことないから精緻化したいというと聞こえはよいですが、増えすぎた自由度をどのように検証しているのやら。まあとにかく開発中でも提案してきます。
http://redmine.toyoda-eizi.net/issues/94
あれ、でも、よく考えたら、別の符号表を追加していって番号が255を超えたらこのテンプレートは使えなくなるよね。まあ、そんなことはあまりないだろうけど。
2.BUFR
あとで作業します。
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