2017-03-30

メモ 日本気象学会「天気」第64巻3号(2017年3月)

1ヶ月くらいすればオンラインでよめるのでしょうが、すぐ出すことに意義を感じたので出します。

●ドイツの雲・降水研究プロジェクトHD(CP)2の最終成果報告会UCP2016の参加報告

NICAMの人たちが参加。全球LESなど力学のことは正直まあそちらでやってください、だけれど、物理過程改善の話も少しはあったようです。

●気象談話室:対流圏の気温減率はなぜ6.5K/kmなのか — エネルギー収支からの考察

木村先生。放射対流平衡による温度構造の説明は地球大気には適用できないのではないかという極めてラジカルな新説。

●B・C会員向けの気象集誌の配布方法の変更について

アンケートをしています。 https://www.metsoc.jp/?p=7690 で4月7日まで。

編集委員会が投稿料低減をせねば活路はないなどというのはのっぴきならない事態であると推察します。

●第39期第1回支部長会議議事概要

ひきつづいて極めて厳しい経営状態が語られている。気象学会の経営問題とは、気象庁の問題でもあります。

「天気」のウェブ公開をやめてしまうのはだめでしょう。それでは魅力的な記事が集まらなくなるだけです。

これから大学院生は減っていくのだろうから、学生に過度に頼るのは良いアイデアとは思えない。
気象庁職員に入ってもらいたいと思えるようにするには、漠然と防災などといって他の防災系学会と競合するのではなく気象業務を扱うという方向にすべきだと思う。

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