緊急とは思わないのだが、頭の体操。
ISO地理メタデータ標準19115において鉛直位置を数値的に表現しようとするなら、それは gmd:identificationInfo/*/gmd:extent たらざるを得ない。
さてそこで座標の種別をどう表現するか。上述 extent には
gmd:verticalElement/*/gmd:VerticalCRS というのがあって、要は gml:identifier
ひとつみたいなものなのであるが、それはなんでしょうと。
OGC 07-092r2 に verticalDatumType の表というものがあって、筆頭が
urn:ogc:def:verticalDatumType:OGC:1.0:geoidal
urn:ogc:def:verticalDatumType:OGC:1.0:depth
urn:ogc:def:verticalDatumType:OGC:1.0:barometric
と続く。
これはあくまで datum Type であって、それを使った datum を作らないといけない。
では、オープンなレジストリに WKT でも書いて登録すればいいのか…というと、WKT
の VERT_DATUM の2項目(普通2005)に何を書くかわからないのではたととまる。
答は OGC 01-009 に書いてあって、上述 verticalDatumType:OGC:1.0:barometric ならば 2003 である。
と、そこまで調べて spatialreference.org に行ったら新規登録を受け付けていない....
ここではたと原点に立ち返って考えると、気象界の利用者というのは実は datum が何だってどうでもいい。実用上何を区別したいのかというと気圧座標と標高と海面下水深が区別できればそれでいいのである。ならば
gml:identifier="urn:ogc:def:verticalDatumType:OGC:1.0:barometric"
としてしまっても、いいのではないか。本当は駄目だけど、混乱が減るし。
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