2018-01-15

測候時報 第84巻(2017年度)

昨日2件公開されていますが、それ以外のもちゃんと紹介はしていなかったかしら。

http://www.jma.go.jp/jma/kishou/books/sokkou/sokkou.html

■海氷自動解析システムの開発について(第1部)極軌道衛星データを用いた海氷自動解析の試行[pdf形式:2.5 MB]
■海氷自動解析システムの開発について(第2部)ひまわり8号データを用いた海氷自動解析システムの開発[pdf形式:6.3 MB]
■瀬戸内海監視予測システムの概要[pdf形式:4.6 MB]
■北西太平洋モデル(MRI.COM-WNP) を利用した関東・東海・北陸周辺海域における海面水温予測の検証[pdf形式:2.0 MB]
■現場観測データを用いた北西太平洋域海洋データ同化システムの流速場の検証[pdf形式:7.3 MB]

■気象庁領域大気汚染気象予測モデルへの地上オゾン観測データ同化[pdf形式:1.4 MB]
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/books/sokkou/84/vol84p097.pdf

スモッグ気象情報に使われるもの。データは大気汚染常時監視測定局で観測された地上オゾン濃度(全国約1200地点)。
同化手法はナッジング、というと旧弊とも思われるかもしれないが、20km格子モデルの解像度より観測点が稠密な地方が多いので、より高度な同化手法をつかったところで計算量のわりに効果が自明ともおもわれない。

■気象庁全球黄砂予測モデルの更新について[pdf形式:3.1MB]

移流だから似たようなものと思われるかもしれないがさにあらず。オゾンは地上の発生源に近いところで観測されているのに対し、黄砂は発生源(モンゴル)での観測密度に限度がある。
つまり発生源のシミュレーションに力が入り、陸面過程など複雑な話になるので、もうしわけないけれどこれだけの文章ではちょっとよくわからない。

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