2019-01-21

XMLお知らせ: 竜巻注意情報および記録的短時間大雨情報の発表官署変更時期の決定(1月8日発表、第1段階を1月29日13時実施)

お知らせが遅れました。
http://xml.kishou.go.jp/20190108_jmaxml_info.pdf

今回は竜巻注意情報および記録的短時間大雨情報について「発表官署」(/Report/Control/PublishingOffice)が変更になるというアナウンスです。
もうじき実施となります。

気象庁防災XMLのXML要素名は、そもそも気象庁外に通じるとは限らない用語を、独特のセンスの英訳してあるものが多いので、わかりやすくはないのですが、
発信者らしいものを表しているふたつのタグもまたその例でしょう。

- /Report/Control/EditorialOffice
--  公式の定義:「原則として電文を作成した期間を示しており、発信処理に関わった機関名称が記述される。」
-- 実際のところ( http://xml.kishou.go.jp/jmaxml_guide_20190108_head_control_list.pdf 参照): 地域分割で発表される情報については、利用者で絞り込み用に使うためのもの
--- 地震及び津波関係については、「気象庁本庁」または「大阪管区気象台」の2通りがありうるが、内容的に差異があるわけではなく、たとえば東日本の地震であっても大阪発しかないことがあるので、利用者はこれを区別せずに収集すべきである。
--- 常に「気象庁本庁」とだけ記載される情報種類については、利用者がこれを利用するにあたり悩みようがない。
--- 「なんとか担当官署」または「海上予報中枢官署」とあるものは、予報区ごとに別の電報が発信されるようになっているため、特定の EditorialOffice 値だけを選ぶことにより特定位置に関係する電報だけを収集することができる。

- /Report/Control/PublishingOffice
-- 公式の定義:「業務的に電文の作成に責任を持っている機関」
-- 実際問題としては、責任とは何かはおいて、利用にあたって「〜〜発表」としてこの要素を使ってもらいたいということになります。
--- 地震・津波関係は一律「気象庁」発表となります。
--- 指定河川洪水予報・土砂災害警戒情報については、共同発表のため、複数機関連名となります。

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