2020-11-16

(学会誌読みメモ)日本気象学会「天気」Vol.67, No.10

タイトルいちいち打ち込むのはやってらんないので雑に特定でご容赦
  •  原圭一郎さん:極域エアロゾル。海から遠い南極内陸で、視程が5~6kmに下がる程度の海塩粒子の煙霧がみられ、実は直接水面波由来でなく海氷からというのがなんというかセンスオブワンダーなのね
  •  藤部さんほか:区内観測で令和元年東日本台風の大雨の評価をする話。台風が強くなっているかどうかはさておきとして、かつて強かった台風(1910年、カスリーン台風)には解析雨量もアメダスもないので、区内観測と比べるのが面的把握ということになるわけですね。
  • 今月のひまわり画像:2020年台風8号が、黄海を北上したものでは1951年以来初の中心気圧950だったそうで
  • 酒井貴紘さん:福島の降雪の話。降雪集中が、脊梁山脈越え気流が谷間に集中する時期に起こっているという見立てでの観測事例研究。せっかくフルード数を計算するなら、数値予報GPVで見たいな、と夢を語るまえに、秋田と輪島の高層観測データをワイオミング州立大学に取りに行かせるのは、なんともみっともないというか、ひょっとして査読対策なのかな?
  • 米国気象学会との連携覚書の交換について:BAMS読み放題、というほど甘い話ではないのかな。まあ、AMS参加費が割引になるだけでも、10年前の自分だったらありがたかったでしょうね。

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