ちょっと調べ物の途中でのめっけもの。
Com-GSI (http://www.dtcenter.org/com-GSI/users/index.php; たぶん米国
NOAA/AWFA/UCARが共同で変分同化コードを開発するコミュニティプロジェクト)
がチュートリアルセミナーをやっていて、その 2013 年の回
http://www.dtcenter.org/com-GSI/users/docs/tutorial_presentations_2013.php
に "Observation data processing" という NCEP の発表があるんですね。
4ページ目の図がデータの流れをよくあらわしています。
http://www.dtcenter.org/com-GSI/users/docs/presentations/2013_tutorial/Tue_L1_Keyser_ObsProcessing.pdf#page=4
次の3段階のデータがすべてBUFR形式だというんですね
・BUFR Tanks: 形式をすべてBUFRに整えただけ(*1)、
QCはデコード処理に組み込みの原始的なものしかない
・dump files: 時空間を目的に応じて選択し、重複(*2)を除去し、
QC(purge/keep, reject list, marine flags などのフラグを付与、まあ要する
に品質が悪い観測プラットフォーム識別子をマークするわけですね)
・PrepBUFR files
conventional data にだけ作られるもので、ゲス(予報値)を使った何らかのQC
をするそうです
で、これが解析に入るんだといいます。
*1 たとえBUFR SYNOPであっても内容構造(記述子列)は一様ではありません。
次のような報告があります
https://groups.google.com/a/wmo.int/forum/#!searchin/cbs-ipet-drmm/synop$20weiqing/cbs-ipet-drmm/7wnx0Zwy0go/czuIKqTw1GYJ
*2 特にGTSで顕著ですが、重複したデータが多数入電するということがままあり
ます。分散管理、低遅延、高可用性、訂正可能性、歴史的互換性など全部ひっく
るめるとしょうがないんです。
いろいろ使い方的なことも参考になります。たとえば NCEP の BUFR 表 B がこ
こにあるとか。
http://www.emc.ncep.noaa.gov/mmb/data_processing/bufrtab_tableb.htm
ちなみに、気象庁でいうと、だいたい dump files に対応するのがデコードデー
タと呼ばれるもので、気象業務支援センターから提供されています。
http://www.jmbsc.or.jp/hp/offline/cd0430.html
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