2016-11-30
測候時報 報告2件発表
□ 露場周囲の低木植栽が気温の測定に及ぼす影響に関する風洞実験の報告[pdf形式:2.5 MB]
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/books/sokkou/83/vol83p033.pdf
□ 気象官署の周辺に存在する樹木列が気温の観測値に及ぼす影響に関する風洞実験の報告[pdf形式:5.7 MB]
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/books/sokkou/83/vol83p039.pdf
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/books/sokkou/83/vol83p033.pdf
□ 気象官署の周辺に存在する樹木列が気温の観測値に及ぼす影響に関する風洞実験の報告[pdf形式:5.7 MB]
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/books/sokkou/83/vol83p039.pdf
米国気象局の注意報・情報整理統合案
先日アナウンスされた Hazard Simplification Project の一環として、
洪水、河川、冬季現象について整理統合案がでています。
http://www.nws.noaa.gov/om/notification/pns16-40haz_simp11-16.htm
洪水、河川、冬季現象について整理統合案がでています。
http://www.nws.noaa.gov/om/notification/pns16-40haz_simp11-16.htm
2016-11-26
第6回地理院地図パートナーネットワーク会議に行ってきた(僕は第1部だけですが)
11月24日に開催された、第6回地理院地図パートナーネットワーク会議というのに行ってきました。
誠に残念ながら所要あり、ぼくは午前中の第1部だけになったのですが、気象庁から何人か有志を伴っていったので、サービスプロバイダーとして自己定義する国土地理院と、その利用者の間に築き上げられた技術者コミュニティをみてもらうことができたと思います。これはすごいことなんだよ。
(資料は http://ccpn.gsi.go.jp/ にあります、というのはトップページに最新の回の資料が載る体裁なので今次会合の permalink はありません。)
いろいろ感想。
2016-11-25
2016-11-16
SIGFOXの使う電波はUHF
920 MHz 免許不要だという。
http://www.kccs.co.jp/release/2016/1109/
Zone 3 (Zone 4 とあるが間違いだろう)では 920 MHz といっているのでオーストラリア向けハードウェアがそのまま使えるのだろう。
http://makers.sigfox.com/about/
長い波長で長距離に伝播するというがそれは Wi-Fi などと比べて相対的なことで、UHF なので、山岳を回りこんで通信はできない。
http://www.sigfox.com/en/coverage
http://www.kccs.co.jp/release/2016/1109/
Zone 3 (Zone 4 とあるが間違いだろう)では 920 MHz といっているのでオーストラリア向けハードウェアがそのまま使えるのだろう。
http://makers.sigfox.com/about/
長い波長で長距離に伝播するというがそれは Wi-Fi などと比べて相対的なことで、UHF なので、山岳を回りこんで通信はできない。
http://www.sigfox.com/en/coverage
2016-11-14
メモ:気候変動枠組条約パリ協定締約国会議(CMA)の手続規則
パリ協定第16条第5項により、条約締約国会議(COP)の手続規則が適用される。
https://unfccc.int/files/essential_background/convention/application/pdf/english_paris_agreement.pdf#page=22
そして、気候変動枠組条約手続規則第42は、いまだ未採択となっている。
http://unfccc.int/resource/docs/cop2/02.pdf#page=12
リオ三条約はみんなそう。
https://unfccc.int/files/essential_background/convention/application/pdf/english_paris_agreement.pdf#page=22
そして、気候変動枠組条約手続規則第42は、いまだ未採択となっている。
http://unfccc.int/resource/docs/cop2/02.pdf#page=12
リオ三条約はみんなそう。
2016-11-10
JGL 2016 No.4 メモ
JGL も何ヶ月かするとウェブに出るんでしょうね。待っていると忘れるのでメモ。
毎度のように、個人的メモです。組織的支持あるいは紹介文章執筆者からの依頼などありません。
= 新学術領域研究「太陽地球圏環境予測」
平成27年度に科学研究費補助金新学術領域研究として発足した由。余田先生が気候影響研究をしておられる。
= TOPICS 火星衛星の起源
起源説にはサンプルリターンが必要という。夢のある話。
= 日本学術会議の動向
例としてサイバーセキュリティに言及あり。
= JpGU, ORCID の登録機関に
会員番号とのリンクは今後検討という。
毎度のように、個人的メモです。組織的支持あるいは紹介文章執筆者からの依頼などありません。
= 新学術領域研究「太陽地球圏環境予測」
平成27年度に科学研究費補助金新学術領域研究として発足した由。余田先生が気候影響研究をしておられる。
= TOPICS 火星衛星の起源
起源説にはサンプルリターンが必要という。夢のある話。
= 日本学術会議の動向
例としてサイバーセキュリティに言及あり。
= JpGU, ORCID の登録機関に
会員番号とのリンクは今後検討という。
2016-11-08
2016-11-07
曇りの定義(単純ではないよ)
お昼休みに「曇り」の定義についての twitter での議論をちらっと見かけました。
同じ定義が世界であまねく用いられるとよい、という発想と、既に混乱しているという知見があるようでしたが、知らない人はわからないだろうので、ファクトシート。現状どうにも簡単ではありません。
●7オクタス以上を曇りとするもの
・日本(観測)
十分率雲量が9以上の状態を曇りといいます。オクタス(八分率雲量)でいうと7以上にあたります。
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/faq/faq13.html
曇りのうち、上層雲が過半を占める状態を高曇りといいます。
・日本(予報)
予報でも晴れと曇りの境は十分率雲量9以上が曇り、というのはかわりませんが、高曇りは晴れに含めています。
気象庁 予報用語 http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/tenki.html
・米国
definition cloudy でぐぐると米国気象局の用語集が上位に出てくる。最新か、どのくらい通用するかは請合いませんが。
http://www.crh.noaa.gov/glossary.php?word=Cloudy
●6オクタス以上を曇りとするもの
・WMO(WWIS 公衆予報)
WMO 世界天気情報センターでは雲量と天気の対応表を公開していて、これもステータスは不明ですが、6オクタス以上を cloudy に配当しています。
http://worldweather.wmo.int/oktas.htm
香港気象局が運営しているけれど、これはWMOの事業です。
ただ、WWIS が流している天気予報における partly cloudy 概念が、ある瞬間における雲量で定義されるかというと、天気記号表をみると、どうやら時間軸における partly, mostly と区別せずに受け取ったテキストを使っていることを強く示唆する様子になっています。
http://worldweather.wmo.int/en/wxicons.html
●5オクタス以上を曇りとするもの
・WMO(SYNOPの過去天気)
これは厳密には cloudy のような概念ではないのですが、SYNOP 通報式で報じられる過去天気では、直近 synoptic hour (00, 06, 12, 18 UTC)から降水や霧などがない場合、雲量の動向を報じます。
そのとき more than half of the sky であるかが問われますので、これを真面目にやろうと思ったら、目視観測のたびに5オクタス以上であるか否かを記録しておかねばなりません。
https://badc.nerc.ac.uk/data/surface/code.html
●4オクタス以上を曇りとするもの
・WMO(国際気象用語集)
WMO No. 182 Interntaional Meteorological Vocabulary は 「cloudy sky」を4オクタス以上と定義しています。
同じ定義が世界であまねく用いられるとよい、という発想と、既に混乱しているという知見があるようでしたが、知らない人はわからないだろうので、ファクトシート。現状どうにも簡単ではありません。
●7オクタス以上を曇りとするもの
・日本(観測)
十分率雲量が9以上の状態を曇りといいます。オクタス(八分率雲量)でいうと7以上にあたります。
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/faq/faq13.html
曇りのうち、上層雲が過半を占める状態を高曇りといいます。
・日本(予報)
予報でも晴れと曇りの境は十分率雲量9以上が曇り、というのはかわりませんが、高曇りは晴れに含めています。
気象庁 予報用語 http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/tenki.html
・米国
definition cloudy でぐぐると米国気象局の用語集が上位に出てくる。最新か、どのくらい通用するかは請合いませんが。
http://www.crh.noaa.gov/glossary.php?word=Cloudy
●6オクタス以上を曇りとするもの
・WMO(WWIS 公衆予報)
WMO 世界天気情報センターでは雲量と天気の対応表を公開していて、これもステータスは不明ですが、6オクタス以上を cloudy に配当しています。
http://worldweather.wmo.int/oktas.htm
香港気象局が運営しているけれど、これはWMOの事業です。
ただ、WWIS が流している天気予報における partly cloudy 概念が、ある瞬間における雲量で定義されるかというと、天気記号表をみると、どうやら時間軸における partly, mostly と区別せずに受け取ったテキストを使っていることを強く示唆する様子になっています。
http://worldweather.wmo.int/en/wxicons.html
●5オクタス以上を曇りとするもの
・WMO(SYNOPの過去天気)
これは厳密には cloudy のような概念ではないのですが、SYNOP 通報式で報じられる過去天気では、直近 synoptic hour (00, 06, 12, 18 UTC)から降水や霧などがない場合、雲量の動向を報じます。
そのとき more than half of the sky であるかが問われますので、これを真面目にやろうと思ったら、目視観測のたびに5オクタス以上であるか否かを記録しておかねばなりません。
https://badc.nerc.ac.uk/data/surface/code.html
●4オクタス以上を曇りとするもの
・WMO(国際気象用語集)
WMO No. 182 Interntaional Meteorological Vocabulary は 「cloudy sky」を4オクタス以上と定義しています。
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