2016-11-26

第6回地理院地図パートナーネットワーク会議に行ってきた(僕は第1部だけですが)

11月24日に開催された、第6回地理院地図パートナーネットワーク会議というのに行ってきました。
誠に残念ながら所要あり、ぼくは午前中の第1部だけになったのですが、気象庁から何人か有志を伴っていったので、サービスプロバイダーとして自己定義する国土地理院と、その利用者の間に築き上げられた技術者コミュニティをみてもらうことができたと思います。これはすごいことなんだよ。

(資料は http://ccpn.gsi.go.jp/ にあります、というのはトップページに最新の回の資料が載る体裁なので今次会合の permalink はありません。)

いろいろ感想。


●登壇する課長さんたちが若い。技術をわかってるていうか現場にいるっぽい。

たぶん僕より何年か若いのですよ。すごいなあ(子供みたいな感想ですみませんが)。

●あったりまえに GitHub に資料とソースコード置いてる。

べつに法制的にいけないことはなにもないので、やればいいのですが、それが技術的できる職員がいて、意思決定作業フローが対応しているのがすごい。

GitHub を使うことによって、アップデートされる資料の履歴表示やら差分表示がさくっとできるし、プルリクエストを処理しているなら、こみいった修正提案の伝達・採用・経緯記録などの圧倒的な省力化がなされるので、こういうものなしでは腕利きのエンジニアは呆れて寄ってこないといっても過言ではないわけですが、それがシステム整備費なしでできてしまう、とのこと。(まあ、外部に原本を置いておいて、無くなったら知りません、というわけにはいかないので、内部で相応に対応はするのでしょうが)

●国際関係で、データ作成の協力から、ユーザサービスの競争にフェーズが移った

●高校地理必修化で気象・気候情報も取り入れてもらうチャンス

地理関係者の永年の努力が実ったのでありましょう。ちょっとやそっと運動したからと言って地学必修化が可能かと考えてみれば、それがどのくらいすごいことか、実感されます。必修になって、平成34年度(?)から授業が始まるのはよいですが、地理を専攻した先生がそうたくさんいないので、地理院がサポートするのだという自負をしておられました。

会場に来ていた学術会議の人のいうには、GISを核にして、防災情報も扱うのだといいます。当然に気象・気候・地震火山情報などはスコープに入るでしょう。

●気象庁の豊田と申しますと質問に立ったら多少どよめきがあった

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