まず、正式名称は WMO Core Metadata Profile という。そもそもプロファイルprofileというのは地理メタデータ標準 ISO 19115 が汎用であるのに対してWMOあるいは気象水文の応用に特化
したものであるという意味である[追記:ISO地理情報標準シリーズでの通則はISO 19106で規定されている、らしい]。それじゃ core profile とは何であるかというと、WMOといってもいささか分野が広くて中に無数のコミュニティを包含していて、それぞれにプロファイルを形成することが可能ではあるが、その共通部分たるべきもの、ということだと説明している。[
[追記:
次に、UML と XML の関係。少なくとも現行の ISO 19115 は UML であって XML はそのエンコーディング方法の一つと言う位置づけで ISO/TS 19139 という別文書になっている。そのこと自体を
論じるのはおいておいて、でも、UML クラスが XML 要素に対応するといったように用語が二重になってしまっていることはわずらわしいが付き合わざるをえない。
面白い技法と思うのは、UML クラス名に対応する XML 要素(大文字始まり)の中に、そのクラス中の属性名に対応する XML 要素(小文字始まり)が入って、その中にはその要素のク
ラスに対応する XML 要素が入る、と言う交互構造である。
・属性名はなるべく直感的に選ばれ、酷いときは重複することもあるけれど、クラス名を明示すれば微視的に特定することができる。
・クラスの特殊化、属性追加は XML スキーマの継承で行われているけれど、それは大文字のクラス名が変わるだけで、小文字部分は変わらないので、継承によって変わらない指示のしかたは
identificationInfo/*/citation/*/date のように /*/ が多用されることになる
(ちょっとちゅうだん)
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