しばらくやっていなかったがまた始めることにする。
・萩野谷成徳:気圧日変化に影響を及ぼす地形や地表面状態についての統計的研究
http://www.metsoc.jp/tenki/pdf/2017/2017_04_0011.pdf
日周振動の振幅および位相を重回帰分析すると、陸度(半径30km内の陸面面積)と地形突起度(半径30km内の平均標高との差)が特に重要な因子であることがわかったという。地形突起度は寒気溜まりの可能性と解釈している。陸度は蒸発散、海までの距離による海陸風強度、地表面粗度などの解釈を示唆しているがこれだけではわからない。
まあともあれDEMを使って面的分布を推算できるはずなので、決定係数 0.689 とはいえ、見てみたい。それに気象官署について調べた岩井ほか(2008)の結果をプロットして差異をみれば、なにか見えてくるだろう。
http://www.metsoc.jp/tenki/pdf/2008/2008_06_0009.pdf
これまでは気圧計で24時間観測をしているところなど気象官署くらいしかなかったが、ここ数年はnetatmoみたいなものではるかに稠密な観測が行われているので、そのごく一部を使うだけでもいうところの地形効果だって実際にみることができるだろう。
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